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この記事はWikipedia:ガンダム_(架空の兵器)から転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。

プロトタイプガンダム (PROTOTYPE GUNDAM) は、ファーストロット系に属するガンダム型MSの1番目の仕様。特に1番目に製造された機体をそう呼ぶ。この機体はホビージャパン発行の雑誌「ホビージャパン」別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』において、小田雅弘によって作られた設定(デザインはガンダムの初期設定画稿)が『MSV』に取り入れられたものである(型式番号:RX-78-1)。1/144プロトタイプガンダムのパッケージにはジャブロー特殊兵器工廠でロールアウトしたプロトタイプガンダムを見上げるストリームベース小田雅弘とテム・レイの様子が描かれている。

機体解説[]

1号機の機体色は黒、銀(あるいは白)、赤メイン。この配色はマジンガーZへのオマージュである。なお、後にアムロ・レイが乗る2号機は同仕様であったが、機体色は白、銀、赤メインであった。基本仕様はガンダム (RX-78-2) とほとんど変わらないが、外見においては、前腕部が専用のビームライフル基部を固定するために一部凹んでいる。足首カバー正面にスリットバーニアが3本、側面に各2本。腰部のバズーカラックがオミット。右腰に専用ビームガンの展開型ホルスターを装備。初期開発型ランドセルを装備。膝冷却システムのカバー上部が短い。肩カバーの形状が5角形。などの違いがある。装備品についても専用ビームライフル、ビームサーベルのラインが5本などの違いもある。実験機である為か、コアブロックシステムは実用に至っていないという説もあるが、RX‐75ガンタンク、RX‐77ガンキャノンで既に実用化されており現在ではこの説は否定されている。

この仕様の機体は2機(3機あるいは8機という説もある)生産され、サイド7搬入時に両機ともガンダム (RX-78-2) 仕様に換装を受けたが、サイド7におけるジオン公国軍の襲撃で1番機が大破し(後に機密保持のため焼却処分)、2番機にアムロ・レイが乗ったとされているという説もある。サイド7での1番機の大破により、使える部品は2番機の補修部品として利用された。

プロトタイプガンダムの分類法[]

バンダイプラモデル『MSV』シリーズ「1/144 プロトタイプガンダム」の解説書によると、初期のガンダムの仕様を「初期試作型」「中間武装型」「後期試作型」(3号機仕様)の3種類に分類する方法もある。これは、『MSV』のプロトタイプガンダムと『ガンダムセンチュリー』のガンダムプロトタイプとの仕様やデザインが大きく異なるものになってしまったため、つじつまを合わせるために設定された記述である。

この解説書では4号機から8号機はほぼ素体のままジムの原型となったと記述しており、『ガンダムセンチュリー』の記述に照らし合わせた場合、これらを「初期試作型」と解釈するのが一般的である。『ガンダムセンチュリー』によれば、初期に開発されたガンダムは、ビームライフルの消費電力が予定の3割ほど高かったことで、このままの仕様では稼動できないため、核反応炉の出力を上げて補助装置や冷却装置を取り付けることとなり、また平行してビームスプレーガンが開発されることとなった。この時点では「ガンダム」の名称は付けられていなかった。『ガンダムセンチュリー』には、V字アンテナの無い頭部とジムのようにフラットな腰部・膝部を持つ機体のイラスト(画:宮武一貴)が、RX-78プロトタイプとして掲載されている。また、メディアワークス発行の雑誌「電撃ホビーマガジン」の連載企画『ソロモン・エクスプレス』でも『ガンダムセンチュリー』版を基にしたRX-78-1号機プロトタイプガンダムを登場させている。

中間武装型」は、「初期試作型」に冷却装置を取り付けてビームライフルの稼動をできるようにした仕様であり、一般には『モビルスーツバリエーション』におけるプロトタイプガンダム (RX-78-1) 仕様の別称と解釈されている。

後期試作型」は、「中間武装型」の各所を整理し無駄を排した仕様である。最初に3号機(G-3ガンダム)がこの仕様で製造されたことから「3号機仕様」とも呼ばれる。3号機の製造後すぐに1号機及び2号機もこの仕様に改造されたという。一般にはアニメ本編にて活躍したガンダム (RX-78-2) 仕様の別称と解釈されている。

なお、このプラモデル解説書の文面は日本語としておかしな部分があり、さらに各仕様に対して詳しい解説がないため、資料により異なる解釈が生み出される要因となっている。『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』では、この分類はガンダムの4号機から8号機に対してのものであり、1号機から3号機は含まれていないという解釈の元に、4号機から8号機ら「初期試作型」がさらに「中間武装型」「後期試作型」の2つに分類される、としている。

備考[]

アーケードゲーム『スピリッツオブジオン』ではステージ1のボス敵として登場。ジオンのジャブロー降下作戦の折、基地内に侵入した敵機迎撃のためにファレル・イーハ中尉が独断で本機で出撃している。ただし同ゲームは本編の設定に縛られていない。

同じくアーケードゲーム『戦場の絆』にも2008年7月のアップデートから登場。「軽量化を施され、格闘戦に適した」タイプという設定になっており、メイン武装はガンダムハンマー(支給によりハイパーハンマー、ビームライフルやビームジャベリンも装備可能)である。

関連項目[]

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