RX-0 フルアーマー・ユニコーンガンダム(FULL ARMOR UNICORN GUNDAM)は「機動戦士ガンダムUC」及び、それに関連する作品に登場するモビルスーツ。
機体解説[]
本機は第三次ネオ・ジオン抗争の最終決戦に備えてユニコーンガンダムに大量の武装を換装したユニコーンガンダムの強化形態である。発案はバナージの友人、タクヤ・イレイでアナハイム社との調整を経て完成した。
背面を中心に大量の武装を追加したことで、全備重量はユニコーンガンダム本体から30t以上増加している。追加装備は機体の可動域を妨げないよう配置してあり、機体の推力も損なわないという設定だが、両腕のビーム・ガトリング付シールドは単純に重いため、近接戦闘はかなり不利に働くと考えられる。しかし、ここまで武装が追加されてもバナージはユニコーンガンダムを完璧に使いこなし、バンシィ・ノルンと交戦し、更にネオ・ジオングを撃破した。
特殊兵装[]
- サイコフレーム
全身に内蔵されたサイコフレームは今まで赤色に発光していたが、この形態では戦闘の間ほとんど緑色に発光している。サイコフレームが緑色に発光したユニコーンガンダムはデストロイモードではなく、覚醒という表現がよく用いられる。後にバンシィ・ノルンも同様にサイコフレームが緑色に発光し、ユニコーンガンダムと共にコロニーレーザーを受け止めるという奇跡を起こした。
武装解説[]
- ビーム・サーベル
バックパックと前腕部に2本ずつ、計4本。前腕部のビーム・サーベルはビーム・トンファーと呼ばれる。
- ビーム・トンファー
デストロイモード時に前腕部ボックス上面が180°展開し、ビーム刃を形成する。パイロットの感情の高ぶりに応じて刃が大型化する。
- 60mmバルカン砲
連邦製MSが装備する標準的な基本武装。この武装はアニメ化にあたって追加された。
- ビーム・マグナム
RX-0シリーズの主武装。フルアーマーの武装の内でも変わらず威力は最大である。
- ハイパー・バズーカ
背面に2基懸架されており、大量のミサイルやグレネードを砲身に装着する事でバズーカ自体をウェポン・プラットフォームとした。
- ハイパー・ビーム・ジャベリン(劇中未使用)
アームド・アーマーの前身となった武装でアームド・アーマーHJとも呼ばれる。本来この武装は『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』でバンシィが使用していたものであり、どのユニコーン作品でもフルアーマー・ユニコーンガンダムは装備しておらず、装備されているのはプラモデルのみである。詳細はバンシィのページを参照。
- シールド
両腕に1枚ずつ、背面に1枚、計3枚装備している。裏側にビーム・ガトリングガンを搭載し、更にファンネルのように浮いて攻撃する。しかし、何故浮くのかは不明。
- ビーム・ガトリングガン
2丁連結した物を各シールドに搭載し、計6丁を装備。銃口は1丁4門でビーム弾を高速で発射し弾幕を形成する。元はクシャトリヤ用に開発された、ネオ・ジオン製の武装で、本機には、使いどころの限られたビーム・マグナムを補う目的で装備された。
- 対艦ミサイル・ランチャー
スタークジェガンからの流用で、背面に2基搭載されている。ユニットにはセンサーが組み込まれており、高い命中精度を誇る。
- ハンド・グレネード
ジェスタ・キャノンなどに装備されている。小型なわりに推進能力を有し、コンパクト且つ、コストパフォーマンスに優れた物に仕上がっている。
- グレネード・ランチャー
ジェスタ用に設定されていた武装で背面のハイパー・バズーカに各1丁ずつ装備されている。弾はハイパー・バズーカのトリガーと連動するようである。
- 大型ブースター
背面に2本装備されている。激増した機体重量を取り回すためのプロペラントタンク兼ブースターユニット。これを切り離し、タンクごと発射する事でミサイルとしても使用可能。
- アームド・アーマーDE(漫画に登場)
『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』で装備している各シールドの追加装甲。詳細はバンシィ・ノルンのページを参照。
必殺技[]
- ビスト神拳
ビスト家に代々伝わる暗殺拳。バナージはこれをユニコーンガンダムでネオ・ジオングに食らわせた。ビスト神拳で触られた箇所は少しも抵抗出来ずに砕け散っている。
名シーン[]
- 「ユニコオォォーーン!!」
皆知らなくても知ってる名言。終盤でバナージがネオ・ジオングと会敵した際に「ユニコオォォーーン!!」と叫ぶと、ユニコーンガンダムがそれに反応し動き出し、壁を突き破ってバナージの元へと還るというシーン。
関連項目[]
本機のパイロット。
本機の素体となった機体。
劇中で交戦した機体。
- RX-0 フルアーマー・ユニコーンガンダム プランB
劇中未登場。アームド・アーマー4種を全て搭載した機体。