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この記事はWikipedia:ジム・スナイパーから転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。

ジム・スナイパーII (GM SNIPER II) は、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』他に登場する地球連邦軍の量産型MSである(型式番号:RGM-79SP)。資料によっては、ジム・スナイパーカスタムIIと呼称されることもある。

機体解説[]

一年戦争末期にジム・スナイパーカスタムの「エース・熟練パイロット+量産型の高性能版」というコンセプトの成功を踏まえ、RGM-79Dを始めとする後期量産型ジム系統をベースに開発された機種である。頭部のバイザーには精密射撃用センサーと高倍率カメラを備えており、専用の狙撃ライフルによって遠距離の敵を撃滅する。「スナイパー」と銘打ってはいるがジム・スナイパーカスタム同様狙撃に特化しているわけではなく総合的な戦闘力を高めているため、その他の性能も一年戦争時の連邦の量産型MSとしては最高級を誇り高い戦闘能力を示した。カタログスペックはガンダムをも上回り、ジオン軍の高性能MSゲルググに単体で対抗できる数少ない機体であり、更には一年戦争中の両軍MSの中で最も高性能な機体の一つとされる。その基本設計や機構の多くは、後発のMSA-003ネモに多大な影響を与えたといわれている。

しかし、生産開始が戦争末期だったことと高コストのため少数しか生産されておらず、一年戦争に間に合った機体は更にごく少数に限られる。オーストラリア戦線、サイド6における特務作戦やジャブロー攻防戦、ア・バオア・クー攻防戦などの重要局面において数機の活躍が確認されているのみである。また、連邦軍のエース「踊る黒い死神」ことリド・ウォルフ少佐が最後に使用した機体としても有名である。

専用狙撃ライフルについては、実体弾であるともビームを発射するとも言われている。事実、それほど多くはない本機の実戦参加記録とは裏腹に、各局面で複数の外観の異なるモデルが確認されている。いくつかの試作型のライフルをテストする役目を本機が担っていたとも考えられる。一説には後のMSN-00100百式と同系統のライフルを使用したとする資料もあるが、時代背景などを考慮した上で否定的な意見も多く、詳細は不明である。このように未だ武装については不明な点も多くある。

劇中での活躍[]

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』第4話「河を渡って木立を抜けて」において、連邦軍の強襲揚陸艦グレイファントム所属「スカーレット隊」に配備されており、サイド6のリボーコロニー内に現れたジオン軍サイクロプス隊のMS-18Eケンプファーの迎撃に出撃するが、コロニー内での戦闘なのでジム・コマンドと同じ低威力のマシンガンを装備したため、性能を活かせずあえなく撃墜されている。劇中ではアップに映るブルーグレーの機体の他に、後方にもRGM-79G(コロニー内仕様)と同パターンのカラーリングの機体も確認できる。

映像作品での活躍は上記のみであり、設定も不明瞭な部分が多く目立たない機体であったが、90年代後半『機動戦士ガンダム ギレンの野望』などのゲーム作品で、高性能量産機という位置付けで登場し、以降知名度を高めていった。

DC用ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』では、ホワイト・ディンゴ隊専用機が登場する。ジオン軍のシャトル発進を阻止する緊急特別任務に際して、ジャブロー基地でロールアウトして間もない当機が急遽、ホワイト・ディンゴ隊へ届けられたという設定。なお、機体は白く塗装されており、ホワイト・ディンゴ隊独自のシールドを装備している。

漫画『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』では、MS特殊部隊第3小隊に1機配備され、射撃戦を得意とするラリー・ラドリー少尉が搭乗している。ジャブロー攻防戦の際にはロングレンジ・ビームライフルによる狙撃任務に携わっていたが、隊長であるマット・ヒーリィ中尉の判断ミスにより敵機の攻撃を受け、機体は小破で済んだもののラドリー少尉は戦死している。

漫画「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」では、教導隊ネメシスに大破したガンキャノン量産型の代わりとして1機が配備され、ジャン・ディベビエ中尉が搭乗した。カラーリングはネメシス隊に所属する他の機体と同じようにダークブルーとなっている。武装は、RGM-79[G]ジム・スナイパーと同型のロングレンジビームライフルで、エネルギーチャージに30秒を要するものであった。シールドは装備していない。コルテス中尉の搭乗するピクシーとの戦闘において、中破したがジャン中尉は脱出している。なお本作では「ジムスナイパーカスタムⅡ」と呼称されている。

Wii用ゲーム『機動戦士ガンダム MS戦線0079』では、SRT-ユニット1隊長アラン・アイルワード少尉が本機に搭乗しジム・コマンド、量産型ガンキャノンとの模擬戦闘試験を実施するも、模擬戦闘中に敵機の襲撃を受け、図らずとも実戦テストとなる。

ギャラリー[]

関連項目[]

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