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: オプション兵装として、クローの代わりに[[アッグガイ]]と同様の[[ヒートロッド]]を装備した腕部ユニットがあったといわれるが、それを実装した機体は現在まで未確認である。なお、プラモデル「フルカラーモデル ズゴック」のインストの記述が初出。 |
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2016年11月4日 (金) 12:58時点における版
ズゴック (Z'GOK)はアニメ『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する兵器。ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ。(型式番号:MSM-07)
劇中での活躍
TV版第27話に初登場。
カラハ曹長の操縦するズゴックは、ゴッグ一機(パイロット不明)と共に連邦軍ベルファスト基地を攻撃した。連邦軍守備隊の通常兵器による攻撃を一蹴したズゴックは、ハヤト・コバヤシが搭乗している地球連邦所有のガンキャノンの射撃を軽々と回避、アイアンネイルで機体を拘束して両腕を引きちぎりにかかった。そして割って入ったアムロ・レイのガンダムをも水中戦で翻弄するが、海面へ逃げるガンダムを追って浮上したところをカイ・シデンのガンタンクに狙撃され、飛び降りてきたガンダムのビームサーベルで頭から両断されて撃破された。
この攻撃は、ホワイトベースにスパイ107号ミハル・ラトキエを潜入させるための陽動作戦であった。107号は潜入に成功、ベルファスト基地にも打撃は与えたが、ズゴック・ゴッグだけでなく、発進させたユーコンまで撃沈されるという損害(第26話の第一次攻撃も合わせると、母艦1、MS4機という大損害)と見合うものだったかどうか、疑問が残る。
TV版第29話(『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』)ではシャア・アズナブルが専用のズゴック(S型)に乗って、ジャブロー攻略に参加。ジャブロー内部にてジム数機をあっという間に葬った。この後ガンダムと交戦するがメインカメラと右腕を破壊されて撤退している。このジムのコクピットをズゴックのクローが貫くシーンは、左遷されていたシャアがライバルとしての復活を印象付ける劇中屈指の名シーンである。
『ΖΖ』の第40話では、タイガーバウム・コロニーにおいて、成金のスタンパ・ハロイのコレクションをジュドー・アーシタが拝借し、ハマーン・カーンの操る同じくスタンパのコレクションであるアッガイと交戦した。続く第41話では、スタンパ自身がズゴックに搭乗し、ジュドー達を追いつめるが、その際モンド・アガケを庇ったラサラ・ムーンを殺してしまう。その後、ラサラの仇でモンドが乗るガンダムMk-IIのビームサーベルに貫かれ、撃破された。ちなみにコクピットは全天周囲モニター・リニアシートに換装されており、ジュドーが「外は旧式なのに、コクピットは新しい」と言っている。
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、デザインが大幅に変更されている。本作ではシャアがジャブロー攻略に使用した赤い機体が先に登場し、改装中のガンダムに替わりジムに乗ったアムロ・レイと交戦した。その他、ジオン軍マッドアングラー隊のスビッチが操縦し、ボラスキニフ曹長のゾックと共にグラブロに引かれてホワイトベースをミサイル攻撃する。その際、ウォン伍長のコアファイターに右腕をミサイルで破壊された後、カイとミハルのガンペリーの大型ミサイルで撃破される。スレッガー中尉に「丸頭」と呼ばれていた。 機動戦士ガンダムUCにも登場し、地球に残存するジオン公国残党により使用されている。
他にも漫画『機動戦士ガンダム』では、ドズル・ザビの指揮の下、ゾックなど他の水陸両用モビルスーツと共に宇宙を飛び回っていた。
武装
- 240mmミサイル
- 頭部に発射管を6基(8基の機体も確認されている)を装備している。(装弾数30発)
- 水中での発射も可能であるが耐圧深度が低く、主に浮上・上陸後、また対空用に用いられた。
- アイアン・ネイル
- 他の水陸両用MSと同様のフレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用した両腕部の先端に3本(4本という説もある[1])装備している。
- 格闘戦の際に打突・斬撃用の近接兵器として用いられ、高い機動性を生かすことでパイロットによっては配備が始まった地球連邦軍のジムを一撃で葬ることが可能であった。
- メガ粒子砲
- クローの中央に内蔵している。
- 胴体に内蔵することでその射角が限られていたうえに拡散型であったゴッグのメガ粒子砲と比較して、収束率も高まり、非常に高い自由度と貫通力を持っていた(一部初期生産の量産型ではマシンガンを搭載した機体もある)。
- その他
- オプション兵装として、クローの代わりにアッグガイと同様のヒートロッドを装備した腕部ユニットがあったといわれるが、それを実装した機体は現在まで未確認である。なお、プラモデル「フルカラーモデル ズゴック」のインストの記述が初出。
脚注
- ↑ 映画「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」のポスターを描いた大河原邦夫が、本機のアイアン・ネイルを4本に描いたことに由来する。