MSA-005K ガンキャノン・ディテクター(MSA-005K Guncannon Detector)は、アニメ『機動戦士Zガンダム』から派生した『Z-MSV』において設定され、アニメ『機動戦士ガンダムUC』および、それを原作とした作品などに登場するモビルスーツ。
概要[]
メタスのムーバブルフレームを流用し、砲撃戦仕様に改めた機体。各部の装甲が強化され、両肩にビームキャノンを2門、右肩装甲部にビームガンを1門および専用のビームライフルを装備する。メタスの可変機構を活かし砲撃形態に変形できたとされる。実際は、脚部を曲げて体育座りをするという、砲撃戦用MSの中でも珍しい形態だった。カラバに送られ、援護射撃・対空防御に活躍。
本機は2機が完成し、シャトルに搭載されて北米地区に送られたが、投下の失敗により1機は全壊。残る1機は比較的損傷が少なく、そのまま補修を施して戦線に投入されたという。また、本機の名称は本来ならば「メタス地上戦用キャノンタイプ」とでも称されるところであろうが、カラバのリーダーの一人、ハヤト・コバヤシが一年戦争にて搭乗したRX-77-2にちなみ、この名称と赤い機体色を与えられた。
武装[]
劇中での活躍[]
漫画『機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽』では、宇宙世紀0088年8月にネオ・ジオンによる地球侵攻作戦において北米ニューヤーク基地防衛に使用されている。
漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』では、宇宙世紀0090年にネモⅢ、バージムと共にコロニー防衛の為に出撃しているのが確認されている。
小説『機動戦士ガンダムUC』では、宇宙世紀0096年においてトリントン基地の防衛に使用されている。OVA版では濃紺色に塗装された機体がガンタンクⅡと共に防衛に配備され、ベースジャバー、ドダイYS、ドダイⅡを撃墜するが搭載されていたMSの降下を許してしまっている。その後、ジオン残党地上部隊のシュツルム・ファウストを2発受けたが目立った損傷はなかった。だがドワッジの駆け抜けざまのヒートトマホークにより頭部を破壊された後、ディザート・ザクのロケットランチャーを2発撃ち込まれ左腕損壊、最後はUターンしてきたドワッジのヒートサーベルにより背面からコクピットを串刺しにされて沈黙している。