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MS-08TX イフリート(MS-08TX EFREET)は『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』および、それをはじめとするガンダムシリーズに登場するモビルスーツである。

概要[]

ジオン公国軍が開発した陸戦用MS。白兵戦用に開発されたグフドムの中間に位置する[1]とされる機体で、設計の段階から地球侵攻部隊が携わった、または地球侵攻部隊が独自で開発されたとされている。 生産数は8機と少なく、エース用のMSといった色が強い。一般的に「イフリート」と呼ばれる機体は、ウルフ・ガー隊に配備された004号機とマルコシアス隊に配備された005号機を指し、本項目でもその2機について解説する。

004号機[]

試作機を改造した機体で、ウルフ・ガー隊のヘンリー・ブーン大尉がパイロットを勤める。
ゴビ砂漠にて、連邦軍の新型MSピクシーを破壊すべく、連邦軍のアルバトロス隊と交戦する。最終的に味方に見捨てられたピクシーとの一騎打ちで消息不明となった。

005号機[]

マルコシアス隊の隊長機として配備された機体で、パイロットのダグ・シュナイド大尉の専用カラーに塗装されている。4号機との違いは武装で、全ての武装が4号機と異なる。
キャリフォルニアベースでの撤退戦においてパイロット共々消息不明となったが、数十年後の第三次ネオ・ジオン戦争時にてイフリート・シュナイドとして改修され、トリントン基地を襲撃する姿が確認されている。

機体解説[]

陸戦用MSであるグフの格闘能力とドムの高い機動性を組み合わせたような性能で、脚部の大容量バーニアによって高い機動性を発揮し、近接戦ではグフに勝る高い性能が特徴。

ジオン公国軍地球侵攻部隊が開発元とする資料とツィマッド社が開発元とする資料が存在しており、詳細は不明。また、同じく"MS-08"という型式番号が与えられた機体としてツィマッド社が開発したYMS-08A 高機動型試作機が存在するが、こちらとも関連性は明らかになっていない。

基本装備・特殊兵装[]

基本装備[]

ショットガン
ダブルオーバックシェル42mm散弾を発射する専用の携行武装。デザイン画が存在せず、詳細は不明だが、フィギュア『ZEONOGRAPHY』での立体時や近年のゲームでは、ケンプファーの物と同一のデザインで描かれている。
バルカン砲
頭部に内蔵されている固定兵器。機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079時には搭載されてる設定ではなかったのか、作中使用することは出来ず、取扱説明書内のイラストでも砲門らしきものは描かれていない。
ヒートソード
本機の専用装備。グフ用のヒートソードに形状が似ているが形状記憶式ではない実体剣で、左腰にヒートソードを差す為のホルスターがついている。
フィギュア『ZEONOGRAPHY』で立体化された際は右腰にもホルスターが付いており、ヒートソードも2本付属している。後のゲームやカードでも二刀流で描かれることが多い。
ジャイアント・バズ
005号機がショットガンの変わりに装備している携行武装。ドムが装備している物と同じである。
3連装35mmガトリング砲
005号機が左腕に装備しているガトリング砲。グフ・カスタムが装備している物と同じものだと思われる。
ヒート・ランス
005号機がヒートソードの変わりに装備している専用装備。名前こそランスとなっているが、形状は戦斧で、背中にマウント可能。

機体バリエーション[]

補足[]

過去に映像作品への登場も検討されており、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ではグフ・カスタムの立ち位置に、『∀ガンダム』企画当初ではキャノンイルフートの立ち位置に登場する予定だった。

脚注[]

  1. ゲーム発売当時の雑誌などには「型式番号から察するにグフとドムの中間のようだ」との紹介に止まり、機体設計的に中間だと明言はされていない(『CROSS DIMENSION 0079』の取扱説明書には記述自体が無い)。講談社の攻略本には「~中間のようだがスラスター推力はゲルググより上」とあり、中間というのは単に開発された順番だとも取れるような記述がある。ただ、ペズン計画の例でもあるように、ジオン軍内では開発順と形式番号順は必ずしも一致しない。

関連項目[]

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