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この記事はWikipedia:ザクIIから転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。

最終生産型ザクII(さいしゅうせいさんがたザクツー)は、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する、ジオン公国軍の量産型MSである。ザクII改(ザクツーかい)、ザク改(ザクかい)、最終型とも呼ばれるほか、型式番号からFZ型とも呼ばれる。(型式番号:MS-06FZ )

機体解説[]

統合整備計画の適用により生産された機体で、実戦データを元にして武装を含めて全面的に改修してありカタログスペック上はゲルググ並み、実際の性能はドム並みともジム・コマンド並みともといわれる。特にスラスター総推力はF型の70%増しとなっているが、搭載する推進剤の量は変わらないため、稼働時間は逆に半分に減少している。戦争末期の出現であり生産数が少なく、実戦投入されることもあまりなかった。装備する新型銃90mmマシンガンは120mmに比べ口径は小さいが、対MS戦を考慮し装弾数と集弾率の向上が図られている。これらの改良によりこの最終生産型ザクは、連邦のジムに対し「後れを取ることは無くなった」とされている。また、一定時間ではあるが脚部推力を生かしてドムのようなホバリング走行を行うことができた。

統合整備計画の実施時期には諸説あるため、FZ型の開発時期もはっきりしていない。一般的には一年戦争末期の生産とされているが、試作機は一年戦争中期の時点で完成していたようである。一年戦争初期にはすでに存在していたとする説もあるが、極初期の試作型であるか、F型の中期生産型を誤認したものであろう。また、頭部がドイツ軍ヘルメット風であるBタイプも存在する。俗称はフリッツヘルム。

武装[]

  • 90mmザク・マシンガン MMP-80
MMP-78ザク・マシンガンに代わる新型。大きく前期型と後期型に分かれる。以前より小口径になっており、速射性と命中率がアップしている。給弾方式が下部からの箱型弾倉に変更され、小型化により持ち運びが容易になった。ただし、前期型には120mmのものもあったようである。グレネードランチャーの取り付けも可能。『0080』でFZ型が装備する前期型はワルサーMPLに似た無骨な外見だったが、『0083』でF2型やゲルググMが装備する後期型は、現実世界の銃であるMP40サブマシンガンを映画プロップ風に改造したようなコンパクトな外見になった。またMMP-80マシンガンは統合整備計画によりマニュピレータ及びコクピット系の統一されたMS全てが装備可能な規格統一武器の一つになっている。
  • ハンドグレネード
クラッカーに代わる投擲兵器。腰部右側に3つ取り付けられている。『0080』最終話ではバーニィは機体には装備せず、森林の中にトラップとして設置していた。

劇中での活躍[]

バーナード・ワイズマンが本機に搭乗。OVA第1話では故障によりサイド6のリボーコロニーに不時着し、アルフレッド・イズルハに出会ってしまう。

最終話ではクリスチーナ・マッケンジーの搭乗するガンダムNT-1と戦い、相討ちになった。相討ちとはいえ、映像作品としてはガンダムと名の付くモビルスーツを撃破した唯一のザクである。この際機体に装備していた武装はヒート・ホークのみだったが、森林地帯に煙幕やハンドグレネード、アドバルーンを利用したダミーバルーン等のトラップを設置しガンダムNT-1を撹乱させていた事も大きかった。

劇中では、新兵であるバーニィとアルがコロニー内に不時着したFZ型を、ジム系MSの残骸から調達したジャンクパーツを用いて修理できたことから、統合整備計画の合理性と、地球連邦軍と工業規格が統一されていることが伺える。

ギャラリー[]

関連項目[]

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