ガンダペディア
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ブラウ・ブロは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する、兵器。ジオン公国軍の開発したモビルアーマー。(型式番号:MAN-03)

機体解説

フラナガン機関で開発されていたニュータイプ専用モビルアーマーの第1号機であり、機体本体から有線で制御されるメガ粒子砲塔(連装2基と単装2基)を射出して攻撃可能(オールレンジ攻撃)。また、機体も3つのブロックからなり、それぞれ独立行動も可能である(所謂、分離/合体メカではなく、これは被弾時の緊急脱出用)。更に劇中未使用だが、右ブロックと左ブロックにジョイントしたエンジン部も切り離せるので、設定上は5つのブロックからなる。塗装は灰色と紫色。

サイコミュ搭載機であり、砲手と操縦手の最低2名が搭乗することによって、オールドタイプでも操縦・戦闘が可能、だが理想はやはり各端末につき一人ずつの砲手、計5人の搭乗が必要と思われるという、戦闘艦艇や攻撃ヘリコプターのような通常兵器の延長線にある機体である。

見掛けも巨大な突撃艇で、四肢を持たぬ為にAMBACは不可能で、機体周囲に機動バーニア(砲口にも見える孔)が配されている。また、MSの胴体とほぼ同じサイズの各メガ粒子砲塔は艦載砲並に強力で、劇中ではガンダムのシールドを一撃で砕く描写が見られた。コントロールとエネルギー伝導ケーブルを兼ねるワイヤーの長さは小説版によると1Km。ワイヤレス型攻撃端末よりも到達範囲は狭いが、砲のエネルギーは本体から直接供給され、かつ主機自体が余裕のある為に速射性が高く、立て続けに発砲する事が可能。その他にも、ビットと違って敵ニュータイプに思念波を察知されづらく、端末が狙撃されないとの利点もある。

なお、全52話の予定で書かれていたいわゆるトミノメモによると、当初の呼称はゲルググ(但しモビルアーマーではなくモビルスーツ)であった。

劇中での活躍

初登場はTVアニメ版『機動戦士ガンダム』第33話冒頭、ホワイトベースサイド6に入港する場面である。この時は機能テスト中にGアーマーと偶然遭遇、ダメージを受け撤退し、シムス・アル・バハロフ中尉は搭乗していた右ブロックを分離させて逃げる。

その後、第39話に再登場。このときはシャリア・ブル大尉とシムス中尉が搭乗、地球連邦軍に占領されたソロモンに駐留するホワイトベースへ奇襲を仕掛ける。機体本体のいる位置からは想像もつかないところから攻撃し、また攻撃を受ければニュータイプ専用機ならではの機敏さで回避し、迎撃に出たホワイトベースのモビルスーツ隊を翻弄する。しかし、ニュータイプの片鱗を見せ始めていたアムロ・レイガンダムの操縦系統をオーバーヒートさせながらも撃破する。なお、シムスはシャリア・ブルのモニターの為に同乗し、操縦・戦闘はシャリア・ブル1人で行うとされる。

第42話ではア・バオア・クー宙域で一機登場する。劇場版には登場しない。

なお、本機以降歴代のガンダム作品(非宇宙世紀作品も含む)において、「操縦手とサイコミュ操作手が別々に分乗し、役割を分担できるオールレンジ攻撃機」は登場していない。

ギャラリー

関連項目

テンプレート:MSG-MS

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