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| 武装 = 有線制御式[[メガ粒子]]砲塔×4<br />(砲門2x2+砲門1x2)
 
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== 機体解説 ==
 
== 機体解説 ==
[[フラナガン機関]]で開発されていた[[ニュータイプ専用モビルアーマー]]の第1号機であり、機体本体から有線制御される[[メガ粒子砲]]塔(連装2基と単装2基)を射出して攻撃可能([[オールレンジ攻撃|オールレンジ攻撃]])。また、機体3つのブロックからなり、それぞれ独立行動も可能である所謂、分離/合体メカではなく、これは被弾時の緊急脱出用)。更に劇中未使用だが、右ブロックと左ブロックにジョイントしたエンジン部も切り離せるので、設定上は5つのブロックからなる。塗装は灰色と紫色。
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[[フラナガン機関]]で開発されていた[[ニュータイプ専用機|ニュータイプ専用モビルアーマー]]の第1号機機体本体より有線制御される[[メガ粒子砲]]塔(連装2基と単装2基)を射出して攻撃する([[オールレンジ攻撃]])。機体3つのブロックからなり、それぞれ独立行動も可能(分離/合体メカではなく、被弾時の緊急脱出用)。更に劇中未使用だが、右ブロックと左ブロックにジョイントしたエンジン部も切り離せ、設定上は5ブロックからなる。塗装は灰色と紫色。
   
サイコミュ搭載機であり、砲手と操縦手の最低2名が搭乗することによって、オールドタイプでも操縦・戦闘が可能、だが理想はやはり各端末につき一人ずつの砲手計5人の搭乗が必要と思われるという、戦闘艦艇や攻撃ヘリコプターのような通常兵器の延長線にある機体である。
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サイコミュ搭載機砲手と操縦手の最低2名が搭乗することによって、オールドタイプでも操縦・戦闘が可能理想は各端末につき一人ずつの砲手計5人)。戦闘艦艇や攻撃ヘリコプターのような通常兵器の延長線にある機体である。
   
見掛けも巨大な突撃艇で、四肢を持たぬ為にAMBACは不可能で、機体周囲に機動バーニア(砲口にも見える孔)が配されている。また、MSの胴体とほぼ同サイズの各メガ粒子砲塔は艦載砲並に強力で、劇中ではガンダムのシールドを一撃で砕く描写が見られた。コントロールとエネルギー伝導ケーブルを兼ねるワイヤーの長さは小説版によると1Km。ワイヤレス型攻撃端末よりも到達範囲が、砲のエネルギーは本体から直接供給され、かつ主機自体余裕る為に速射性が高く、立て続け発砲する事が可能。その他にも、ビットと違って敵ニュータイプに思念波を察知されづらく、端末が狙撃されなとの利点もある
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巨大な突撃艇で、四肢を持たぬ為にAMBACは不可能機体周囲に機動バーニア(砲口にも見える孔)が配される。MSの胴体とほぼ同サイズの各メガ粒子砲塔は艦載砲並に強力で、劇中ではガンダムのシールドを一撃で砕いている。コントロールとエネルギー伝導ケーブルを兼ねるワイヤーの長さは小説版によると1Kmである。ワイヤレス型攻撃端末より射程距離砲のエネルギーは本体から直接供給され、かつ主機自体余裕速射性が高く、立て続け発砲が可能。ビットと異なり敵ニュータイプに思念波を察知されづらい。
   
なお、全52話の予定で書かれていたいわゆるトミノメモによると、当初の呼称は'''ゲルググ'''(但し[[モビルアーマー]]ではなく[[モビルスーツ]])であった。
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全52話の予定で書かれていたいわゆるトミノメモによると、当初の呼称は'''ゲルググ'''(但し[[モビルアーマー]]ではなく[[モビルスーツ]])った。
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== 劇中での活躍 ==
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初登場はTVアニメ版『[[機動戦士ガンダム]]』第33話冒頭、[[ホワイトベース]]が[[サイド6]]に入港する場面である。この時は機能テスト中に[[Gファイター|Gアーマー]]と偶然遭遇、ダメージを受け撤退し、[[シムス・アル・バハロフ]]中尉は搭乗していた右ブロックを分離させて逃げる。
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その後、第39話に再登場。このときは[[シャリア・ブル]]大尉とシムス中尉が搭乗、地球連邦軍に占領された[[ソロモン]]に駐留するホワイトベースへ奇襲を仕掛ける。機体本体のいる位置からは想像もつかないところから攻撃し、また攻撃を受ければニュータイプ専用機ならではの機敏さで回避し、迎撃に出たホワイトベースのモビルスーツ隊を翻弄する。しかし、ニュータイプの片鱗を見せ始めていた[[アムロ・レイ]]が[[ガンダム]]の操縦系統をオーバーヒートさせながらも撃破する。なお、シムスはシャリア・ブルのモニターの為に同乗し、操縦・戦闘はシャリア・ブル1人で行うとされる。
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第42話では[[ア・バオア・クー]]宙域で一機登場する。劇場版には登場しない。
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なお、本機以降歴代のガンダム作品(非宇宙世紀作品も含む)において、「操縦手とサイコミュ操作手が別々に分乗し、役割を分担できるオールレンジ攻撃機」は登場していない。
   
 
== ギャラリー ==
 
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2016年6月24日 (金) 08:55時点における最新版

ブラウ・ブロは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する、兵器。ジオン公国軍の開発したモビルアーマー。(型式番号:MAN-03)

機体解説[]

フラナガン機関で開発されていたニュータイプ専用モビルアーマーの第1号機。機体本体より有線制御されるメガ粒子砲塔(連装2基と単装2基)を射出して攻撃する(オールレンジ攻撃)。機体は3つのブロックからなり、それぞれ独立行動も可能(分離/合体メカではなく、被弾時の緊急脱出用)。更に劇中未使用だが、右ブロックと左ブロックにジョイントしたエンジン部も切り離せ、設定上は5ブロックからなる。塗装は灰色と紫色。

サイコミュ搭載機。砲手と操縦手の最低2名が搭乗することによって、オールドタイプでも操縦・戦闘が可能。理想は各端末につき一人ずつの砲手(計5人)。戦闘艦艇や攻撃ヘリコプターのような通常兵器の延長線にある機体である。

巨大な突撃艇で、四肢を持たぬ為にAMBACは不可能。機体周囲に機動バーニア(砲口にも見える孔)が配される。MSの胴体とほぼ同サイズの各メガ粒子砲塔は艦載砲並に強力で、劇中ではガンダムのシールドを一撃で砕いている。コントロールとエネルギー伝導ケーブルを兼ねるワイヤーの長さは小説版によると1Kmである。ワイヤレス型攻撃端末より射程距離は短い。砲のエネルギーは本体から直接供給され、かつ主機自体に余裕があり速射性が高く、立て続けの発砲が可能。ビットと異なり敵ニュータイプに思念波を察知されづらい。

全52話の予定で書かれていたいわゆるトミノメモによると、当初の呼称はゲルググ(但しモビルアーマーではなくモビルスーツ)だった。

劇中での活躍[]

初登場はTVアニメ版『機動戦士ガンダム』第33話冒頭、ホワイトベースサイド6に入港する場面である。この時は機能テスト中にGアーマーと偶然遭遇、ダメージを受け撤退し、シムス・アル・バハロフ中尉は搭乗していた右ブロックを分離させて逃げる。

その後、第39話に再登場。このときはシャリア・ブル大尉とシムス中尉が搭乗、地球連邦軍に占領されたソロモンに駐留するホワイトベースへ奇襲を仕掛ける。機体本体のいる位置からは想像もつかないところから攻撃し、また攻撃を受ければニュータイプ専用機ならではの機敏さで回避し、迎撃に出たホワイトベースのモビルスーツ隊を翻弄する。しかし、ニュータイプの片鱗を見せ始めていたアムロ・レイガンダムの操縦系統をオーバーヒートさせながらも撃破する。なお、シムスはシャリア・ブルのモニターの為に同乗し、操縦・戦闘はシャリア・ブル1人で行うとされる。

第42話ではア・バオア・クー宙域で一機登場する。劇場版には登場しない。

なお、本機以降歴代のガンダム作品(非宇宙世紀作品も含む)において、「操縦手とサイコミュ操作手が別々に分乗し、役割を分担できるオールレンジ攻撃機」は登場していない。

ギャラリー[]

関連項目[]