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FA-010A FAZZは小説「ガンダム・センチネル」に登場するモビルスーツ。

概要[]

MSZ-010 ZZガンダムの強化形態であるFA-010S フルアーマーZZガンダムの装備や重量バランス等をテストするために開発された。16機が建造され、うち3機が実戦試験としてα任務部隊(タスクフォース・アルファ)に配備された。作中では重火力支援機として運用された。

機体解説[]

ガンダムタイプではあるものの、検証機であるが故の設計の簡素化が随所に見られる。変形機能や増加装備の分離機能は無く、武装の一部は重量だけ同じダミーである。装甲こそガンダリウム系だが、ZZガンダムに対して劣る材質の物が用いられた。このため、モビルスーツ隊隊長のマニングスからはハリボテと酷評されている。操作系はアームレイカー式であり、機種転換は容易であったとされる。機体形状こそフルアーマーZZガンダムに酷似しているが、運動性は少し高級なモビルスーツのそれであり、特に格闘戦には向かない。しかし、重火力支援機としては極めて高性能である。例えば、バックパックに装備されるハイパー・メガ・カノンはZZガンダムの頭部ハイメガ・キャノンよりも強力であり、モビルスーツが単体で運用できる兵装としては、当時最高水準の出力を誇る。

武装・特殊装備[]

兵装[]

ハイパー・メガ・カノン
バックパックの右上面に装備する。モビルスーツが単体で運用できる装備としては当時最高水準の出力を持ち、ZZガンダムの頭部ハイメガ・キャノンを超える威力を発揮する。
背部ビーム・カノン
Sガンダムのバックパックに装備されるものと同型。ZZガンダムとは異なり、ビームサーベルとしての機能は無い。
ダブル・ビームライフル
FAZZでは主に副砲として使用される。ZZガンダムの装備に近い形状をしているが、手持ちでの使用は出来ず、右前腕部に接続して使用される。
各部ミサイル・ランチャー
高出力ビーム兵器の多用によるエネルギー消費を抑える為の兵装。バックパック左上面、胸部、左肩部、腕部に装備される。右肩部にも装備はできるが、ハイパー・メガ・カノンの取り回しを妨げてしまうため、通常は装備されない。
頭部バルカン砲
この時代のモビルスーツの一般的な近接兵装。ミサイルの迎撃や格闘戦時の牽制等に用いられる。頭部左右に2門ずつ、計4門を搭載できるが、砲口部は左右の上側1門ずつがダミーパネルで塞がれており、実際に搭載してるのは計2門である。

ダミー装備[]

フルアーマーZZガンダムのそれと同形状であるが、重量が同じダミーであり兵装として使用できない装備。

頭部ハイメガ・キャノン
頭部ユニットの額に位置する装備。
腹部ハイメガ・キャノン
腹部正面、胸部増加装甲の真下に位置する装備。
胸部Iフィールド・ユニット
コクピットへのビーム攻撃を軽減・緩和する防御兵器。Ex-Sガンダムが装備する物と同型であるとされるが、実戦で使用された記録が無く、ダミーである可能性が高い。
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