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[[サナリィ]]としてはキャノンガンダムをそのままの仕様で量産化したい意向だったが、問題が二つ浮上する。一つは本来研究機関であった[[サナリィ]]は、その当時まだ大量生産可能な施設を有しておらず、量産化のノウハウも無い状態であった事。二つ目は革新的な技術を多分に採り込んだ事による高コスト化である。さらに長年のMS開発実績を持つ企業を無視できないという連邦軍の政治判断から、製造は[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム・エレクトロニクス]]に委託するという体制が採られた。そのため特許ライセンスは[[サナリィ]]のままとし、F70は[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]の開発陣の手により複数の機構を既に確立していたヘビーガンの生産ラインと共通で製造できるように大幅にリファインされる。
 
[[サナリィ]]としてはキャノンガンダムをそのままの仕様で量産化したい意向だったが、問題が二つ浮上する。一つは本来研究機関であった[[サナリィ]]は、その当時まだ大量生産可能な施設を有しておらず、量産化のノウハウも無い状態であった事。二つ目は革新的な技術を多分に採り込んだ事による高コスト化である。さらに長年のMS開発実績を持つ企業を無視できないという連邦軍の政治判断から、製造は[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム・エレクトロニクス]]に委託するという体制が採られた。そのため特許ライセンスは[[サナリィ]]のままとし、F70は[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]の開発陣の手により複数の機構を既に確立していたヘビーガンの生産ラインと共通で製造できるように大幅にリファインされる。
   
 ハードポイントの機能を一部排除、限定し本体に組み込むことで伝達ロスを軽減。更に支援用MSとして必要のない機能を徹底的にそぎ落とした結果、MS単体の性能も向上し推力/重量比をはじめ高性能化に成功。スラスター推力もオリジナルのF70より大幅に上昇した。また、稼働実績のあるヘビーガンのパーツを共通規格としたことで作動機構のトラブルが減少し、整備性が向上。コクピットも共通の物であるためパイロットの機種転換も容易に行うことが可能となった。ジェネレーター出力等、一部のスペックはF70に劣る結果となったが、高い性能を残したまま生産性だけでなく整備性も優れた機体へと生まれ変わっている。
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ハードポイントの機能を一部排除、限定し本体に組み込むことで伝達ロスを軽減。更に支援用MSとして必要のない機能を徹底的にそぎ落とした結果、MS単体の性能も向上し推力/重量比をはじめ高性能化に成功。スラスター推力もオリジナルのF70より大幅に上昇した。また、稼働実績のあるヘビーガンのパーツを共通規格としたことで作動機構のトラブルが減少し、整備性が向上。コクピットも共通の物であるためパイロットの機種転換も容易に行うことが可能となった。ジェネレーター出力等、一部のスペックはF70に劣る結果となったが、高い性能を残したまま生産性だけでなく整備性も優れた機体へと生まれ変わっている。
   
 ただし、この大幅な設計変更は[[サナリィ]]のF70開発陣の意向には聊か反するものであり、初めてロールアウトしたF71を見た際、彼らは不快な表情を顕にしたと伝えられている。実際のところ委託製造とは言いながらも、機体制御コンピューター等の技術提供を[[サナリィ]]側が拒否するなど、過度の秘匿主義がアナハイム側の反発を呼び、両者の関係は良好とはいえるものではなかった。
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ただし、この大幅な設計変更は[[サナリィ]]のF70開発陣の意向には聊か反するものであり、初めてロールアウトしたF71を見た際、彼らは不快な表情を顕にしたと伝えられている。実際のところ委託製造とは言いながらも、機体制御コンピューター等の技術提供を[[サナリィ]]側が拒否するなど、過度の秘匿主義がアナハイム側の反発を呼び、両者の関係は良好とはいえるものではなかった。
   
 しかし企業の確執とは裏腹に完成したF71 Gキャノンはこれを扱うパイロットやメカマンら現場の評価が高く、[[サナリィ]]と[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]両者の各分野での高い技術力が結びついた機体となった。
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しかし企業の確執とは裏腹に完成したF71 Gキャノンはこれを扱うパイロットやメカマンら現場の評価が高く、[[サナリィ]]と[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]両者の各分野での高い技術力が結びついた機体となった。
   
 
==== ミッションパック ====
 
==== ミッションパック ====

2019年4月19日 (金) 11:55に更新

Gキャノン(ジーキャノン、G-CANNON)は、アニメーション映画機動戦士ガンダムF91』に登場する、地球連邦軍の中距離支援用量産型MSである。(型式番号:F71 (F-71))

機体解説 編集

ガンダムF90サポートタイプの量産型モデルであり、本機の試作機としてF70 キャノンガンダムが存在する。

設計に当たって支援MSとして徹底的な最適化が成され、結果として機体の軽量化・効率化に成功、MSとしての総合性能では、主力量産型MSであるヘビーガンを上回っている。ミッションパック用のハードポイントを搭載し汎用性に優れ、格闘性能も高い事から4連マシンキャノンを外して配備されているケースも多い。

数値上はサナリィ製・ブッホ製MSに匹敵するジェネレーター出力・スラスター推力だが、使用されているジェネレーター・スラスターは旧来のアナハイム製であり、新型の小型核反応炉は搭載されていない。だが効率化により、ヘビーガンよりも更に大型のジェネレーターを搭載できる容積を確保しており、この点はサナリィによる基礎設計の確かさが覗える。なお、アナハイム・エレクトロニクス社は独自の発展型としてGキャノン・マグナを開発している。

ただしこの頃の連邦軍の仮想敵があくまでテロリストや暴動レベルの反政府活動であった為、暴徒鎮圧およびコロニー内戦闘に主眼を置いた、あえて威力を抑えた基本兵装となっている。そのため多数のMSと対峙する集団戦ではいささかの見劣りは否めない。しかし、上記の通りGキャノンにはミッションパックという拡張性があるため、対MS用、集団戦用のミッションパックを装備することで様々な戦局に対応が可能である。

またサナリィの工場生産機であるF71も多数存在する。サナリィ製のF71とアナハイム製のF71の性能の違いは今のところ不明であるが、機体制御コンピューター等の技術差から運動性に違いがあるとも言われる。サナリィ製のF71にのみ装着できるミッションパックも存在する。

開発経緯とサナリィアナハイムの確執

サナリィとしてはキャノンガンダムをそのままの仕様で量産化したい意向だったが、問題が二つ浮上する。一つは本来研究機関であったサナリィは、その当時まだ大量生産可能な施設を有しておらず、量産化のノウハウも無い状態であった事。二つ目は革新的な技術を多分に採り込んだ事による高コスト化である。さらに長年のMS開発実績を持つ企業を無視できないという連邦軍の政治判断から、製造はアナハイム・エレクトロニクスに委託するという体制が採られた。そのため特許ライセンスはサナリィのままとし、F70はアナハイムの開発陣の手により複数の機構を既に確立していたヘビーガンの生産ラインと共通で製造できるように大幅にリファインされる。

ハードポイントの機能を一部排除、限定し本体に組み込むことで伝達ロスを軽減。更に支援用MSとして必要のない機能を徹底的にそぎ落とした結果、MS単体の性能も向上し推力/重量比をはじめ高性能化に成功。スラスター推力もオリジナルのF70より大幅に上昇した。また、稼働実績のあるヘビーガンのパーツを共通規格としたことで作動機構のトラブルが減少し、整備性が向上。コクピットも共通の物であるためパイロットの機種転換も容易に行うことが可能となった。ジェネレーター出力等、一部のスペックはF70に劣る結果となったが、高い性能を残したまま生産性だけでなく整備性も優れた機体へと生まれ変わっている。

ただし、この大幅な設計変更はサナリィのF70開発陣の意向には聊か反するものであり、初めてロールアウトしたF71を見た際、彼らは不快な表情を顕にしたと伝えられている。実際のところ委託製造とは言いながらも、機体制御コンピューター等の技術提供をサナリィ側が拒否するなど、過度の秘匿主義がアナハイム側の反発を呼び、両者の関係は良好とはいえるものではなかった。

しかし企業の確執とは裏腹に完成したF71 Gキャノンはこれを扱うパイロットやメカマンら現場の評価が高く、サナリィアナハイム両者の各分野での高い技術力が結びついた機体となった。

ミッションパック 編集

Gキャノンにはある程度ハードポイントが存在するため、ガンダムF90ミッションパックのうちいくつかが使用可能である。また、4連マシンキャノンを別の火器に変更する案も存在した。バックパックを換装することも4連マシンキャノンを外して白兵戦用とすることも可能である。

マシンキャノン無装備型
あえて白兵戦用に運動性を高めるためにミッションパックを装備していないタイプ。固定武装はバルカン砲とダブルビームガン。そしてビームライフルとヘビーガン用のシールド、ビームサーベルを携行し戦闘を行う。このことからGキャノンの汎用性能力の高さが伺える。[独自研究では?]
パワードウェポンタイプ (Powered Weapon Type)
ビームキャノン&精密照準システム搭載タイプ
講談社発行の雑誌「ガンダムマガジン」に登場。Gキャノンの防空仕様。RX-77-4 ガンキャノンIIのビームキャノンと精密照準システムを発展させたタイプである。右4連マシンキャノンをビームキャノンに、左4連マシンキャノンを精密照準システムに変更し、両足にそれぞれF90Sタイプのクルージングミサイルを装備している。これにより、ノーマルタイプよりもより遠くの敵を撃ち落せるようになった。ビームキャノンと精密照準システムは、パワードウェポンタイプのプロトタイプというべき装備である。
改良型200mmキャノン砲搭載タイプ
「ガンダムマガジン」に登場。Gキャノンの接近戦仕様。RX-77-3 ガンキャノン重装型の240mmキャノン砲を発展させたタイプである。4連マシンキャノンを改良型200mmキャノン砲に変更し、両足にそれぞれF90Dタイプの5連ロケット弾パックを装備している。これにより、火力は劣るものの軽量化され、接近戦に向いた機体となった。
200mm長距離砲搭載タイプ
「ガンダムマガジン」に登場。Gキャノンの長期戦仕様。ジム・キャノンの240mm長距離砲を発展させたタイプである。右4連マシンキャノンを200mm長距離砲に変更し、左4連マシンキャノンは外している。砲の口径が下がったことで弾薬が節約され、より長時間の戦闘が可能となった。各ハードポイントに予備の弾倉を装備することも検討されているという。
ヴェスバータイプ(V.S.B.R. Type、新型火器試験仕様)

劇中での活躍 編集

連邦軍防衛隊として数機が登場した。設定やスペックほどの活躍を見せることはなく、ジェガンと同じくクロスボーン勢MSに一方的に撃破された。なお、コロ ニー内での戦闘中に、両肩の4連マシンキャノンから大量に排出された薬莢が避難中の民間人コチュン・ハインの母親の頭に当たり死亡させ、またコロニー内の 外壁を破壊してしまう、ガンタンクに乗ったシーブック達を威嚇する等、本来の防衛隊としての役割を果たせなかった。

関連項目 編集

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