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2010年5月26日 (水) 12:50時点における版

ラー・カイラムは、アニメ映画機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、小説及びOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場した宇宙戦艦である。艦長はブライト・ノア地球連邦軍所属のラー・カイラム級(一部の資料ではカイラム級とするものもある)機動戦艦1番艦である。またブライトが指揮をとった最後の戦艦である。

概要

ヴィックウェリントン社が設計建造した戦艦。以前設計した「バーミンガム」級のコンセプトを完全に捨て、十分なモビルスーツ運用能力と高い砲撃能力(メガ粒子連装砲塔4基搭載)を両立させた高性能艦。艦体前半部はサラミス級に、砲の配置はマゼラン級に、カタパルト配置はアーガマ級に、ブリッジ以降の後半部はアレキサンドリア級に則った設計で、二種類のブリッジを持つ点はバーミンガム級及びドゴス・ギアに通じる。これまでの連邦軍主力艦の集大成である。

地球連邦軍外郭部隊ロンド・ベル隊の旗艦であり、砲撃戦能力とモビルスーツを運用する能力を重視されている、新たな連邦軍の主力艦艇である。対モビルスーツ戦闘における防空戦闘力も高く、実際劇中ではネオ・ジオン軍のモビルスーツの接近をほとんど許さなかった。また、前線においても単艦で充分に戦線を張ることもできる。通常ブリッジと戦闘ブリッジの2つの艦橋を持ち合わせ、戦闘ブリッジは脱出ポッドにもなる。艦の左右舷に1基ずつ発進用カタパルトを持ち、後部に着艦専用甲板を持つ。基本性能は高く、後述するように開発から50年以上が経過しても同型艦が就航している。

マゼラン級ほど普及はしていないようであるが、これは連邦軍に比肩する程の大規模な敵軍は想定されておらず、マゼラン級が活躍した時代は艦船が主力だったためである。全長487m、全幅165mという、連邦軍の艦艇の中ではかなりの大型艦(マゼラン改ですら327m)でありながら機動性にも優れる。

劇中での活躍

ロンド・ベル隊旗艦として、本艦の艦長を兼任する同隊司令ブライト・ノア大佐の指揮下、新生ネオ・ジオンによる小惑星アクシズを地球に向けて落下させる作戦を阻止すべく行動する。小惑星アクシズを核弾頭で攻撃し破壊しようとするも新生ネオ・ジオンモビルスーツ隊に阻まれ、ブライト大佐以下数名が内部に侵入し小惑星アクシズを爆破。 その間は副長メランが本艦に残って戦闘指揮を執り、ブライト大佐の帰艦まで艦を守りきった。爆破後もなお落下軌道にある破片に対しブライト大佐は本艦を以て押し返そうとしたが、結局はそうすることなく、サイコフレームの共鳴による破片の落下軌道離脱を見守った。

第二次ネオ・ジオン抗争から3年後の小説及びOVA『UC』でもロンド・ベル所属の旗艦であり、ミノフスキー・クラフト・エンジン搭載実験艦として登場している。 トリントン基地に寄航した際には、MS-05L(ザクI・スナイパータイプ)とAMX-101K(ガルスK)の奇襲を受け、上部砲塔3機と右舷機関部に甚大な被害を受けた。

また、第二次ネオ・ジオン抗争から12年後の小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』でも登場。一線に配備され、第13独立艦隊に編入されている姿が確認できる。バリュート等を使用し大気圏内に降下し、重力下での運用も可能なようである。ただし初期タイプは大気圏突入能力を保有しておらず、降下艇が装備されている。後期タイプでは改良された。

関連項目

テンプレート:UcWepon

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