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+ | '''ムーバブルフレーム(Movable Frames)'''とはガンダムシリーズにおけるモビルスーツのフレーム構造のひとつ。 |
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− | : 革命的な手法。 |
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− | ===MSの内骨格=== |
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− | : [[ガンダム・マークⅡ]]より採用されたこの方式はまさに革命的なものであった。 |
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− | : それまでのMSはモノコック式、すなわち内部稼働部分をモノコック形式の装甲が覆い、装甲の重みで全体を支えていた。 |
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− | : この方式では、堅牢な装甲を施すことができたが、設計上の制約として稼働部分が限定されるのは致し方ないとされていた。 |
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− | : しかし、ムーバブル・フレームは、それまでの概念を完全に覆すものであった。内骨格ともいえる稼働部を含むパーツに、十分な強度を持たせ、十分な可動性を確保した上で、その上に装甲を被せるのである。 |
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− | : モノコック時代の装甲に比べ、強度が弱くなるのではとの懸念もあったが、謎の男[[クワトロ・バジーナ大尉]]がもたらした[[ガンダリウム合金]]がその懸念を杞憂とした。 |
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+ | ==概要== |
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− | ===応用のきくシステム=== |
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+ | ===従来の構造と欠点=== |
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− | : ムーバブル・フレームがもたらしたのは、関節の稼働域増大だけではなかった。 |
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+ | [[RX-78-2 ガンダム]]など一年戦争時に活躍した第一次世代モビルスーツはモノコック構造で設計されており、機体の装甲そのものが骨格となっていた(内部骨格がなく外部装甲で機体を支える構造)。この構造は安価に大型モビルスーツを量産できる反面、各関節可動部の強度や可動範囲に制約が生まれるというデメリットも生じていた。 |
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− | : その柔軟な可動性により、[[Zガンダム]]をはじめとする可変MSの開発が可能になったといっても過言ではない。 |
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− | ===開発者=== |
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+ | モノコック構造の問題を解消するために、骨格を内包することで外部装甲を気にせず機体を支えることに成功したフレーム構造がムーバブルフレームである。人間の骨格のように駆動系を集約した内部骨格を形成し、各動力パイプや配線を人間の血管に見立てて配置、そこで出来たムーバブルフレームに対して外部装甲を装着したのが本構造となる。初めてこの構造が採用されたのはガンダムMk-Ⅱであり、,この発明は後のモビルスーツに多大な影響を与えた。 |
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− | *[[フランクリン・ビダン]] |
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+ | {{DEFAULTSORT:むうはふるふれえむ}} |
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+ | [[カテゴリ:ガンダムシリーズの技術]] |
2016年10月17日 (月) 01:44時点における最新版
ムーバブルフレーム(Movable Frames)とはガンダムシリーズにおけるモビルスーツのフレーム構造のひとつ。
概要[]
従来の構造と欠点[]
RX-78-2 ガンダムなど一年戦争時に活躍した第一次世代モビルスーツはモノコック構造で設計されており、機体の装甲そのものが骨格となっていた(内部骨格がなく外部装甲で機体を支える構造)。この構造は安価に大型モビルスーツを量産できる反面、各関節可動部の強度や可動範囲に制約が生まれるというデメリットも生じていた。
ムーバブルフレームの誕生[]
モノコック構造の問題を解消するために、骨格を内包することで外部装甲を気にせず機体を支えることに成功したフレーム構造がムーバブルフレームである。人間の骨格のように駆動系を集約した内部骨格を形成し、各動力パイプや配線を人間の血管に見立てて配置、そこで出来たムーバブルフレームに対して外部装甲を装着したのが本構造となる。初めてこの構造が採用されたのはガンダムMk-Ⅱであり、,この発明は後のモビルスーツに多大な影響を与えた。