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『[[機動戦士Ζガンダム]]』より登場するサラミスの改良型。最も目を惹くのは船体前半部に4機のMSを運用可能なMSデッキ、エレベータハッチ、そしてカタパルトが設けられたことであり、その代替として上面先端の単装メガ粒子砲1基と、両舷の前方単装メガ粒子砲後方に装備されていた6連ミサイルランチャー計2基は撤去されている。逆に大幅な火力の増強策として左右両舷の艦橋構造物が撤去され、そこには各1基の連装メガ粒子砲が装備された(この連装砲増設に伴い従来の単装砲を副砲と見做すべきだと思われる)。この他船体中央部(ブリッジ前方)の特徴的なY字構造上の大型連装対空砲はブリッジ左右の連装対空砲に換装され、対空砲の種別統一が図られているように見受けられる。加えてブリッジ構造物周辺に合計8基の単装対空砲が増設されており、対空砲は連装6基単装8基合計20門を数える。これらの装備増強で生じた質量増大で加速能力が低下することを防ぐために、メインエンジンの左右に各1基のサブエンジンが増設されている。なお、連装主砲・単装副砲は共に[[アレキサンドリア]]級と同一ユニットであると考えられる外観デザインを有する。大気圏突入艇は装備されていない。
 
『[[機動戦士Ζガンダム]]』より登場するサラミスの改良型。最も目を惹くのは船体前半部に4機のMSを運用可能なMSデッキ、エレベータハッチ、そしてカタパルトが設けられたことであり、その代替として上面先端の単装メガ粒子砲1基と、両舷の前方単装メガ粒子砲後方に装備されていた6連ミサイルランチャー計2基は撤去されている。逆に大幅な火力の増強策として左右両舷の艦橋構造物が撤去され、そこには各1基の連装メガ粒子砲が装備された(この連装砲増設に伴い従来の単装砲を副砲と見做すべきだと思われる)。この他船体中央部(ブリッジ前方)の特徴的なY字構造上の大型連装対空砲はブリッジ左右の連装対空砲に換装され、対空砲の種別統一が図られているように見受けられる。加えてブリッジ構造物周辺に合計8基の単装対空砲が増設されており、対空砲は連装6基単装8基合計20門を数える。これらの装備増強で生じた質量増大で加速能力が低下することを防ぐために、メインエンジンの左右に各1基のサブエンジンが増設されている。なお、連装主砲・単装副砲は共に[[アレキサンドリア]]級と同一ユニットであると考えられる外観デザインを有する。大気圏突入艇は装備されていない。
   
連邦軍、[[ティターンズ]]、[[エゥーゴ]]が運用し、前者の所属艦はOPにも登場した。[[Ζガンダム]]劇中で名が出てくる艦は、[[ボスニア]]、[[モンブラン]]、[[サチワヌ]]、[[ブルネイ]]、[[シチリア]]など。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』でも[[ルナツー]]駐留艦隊や、[[ロンド・ベル]]の援軍として駆けつけた八八艦隊などで使用されていたのが確認されている。[[ガンダム・センチネル]]にも登場し、編成表が発表されているため数多くの名称が設定されている。[[エクゼター]]、[[モガミ]]、[[ストラスール]]、[[ユリシーズ]]、[[レパルス]]、[[カンバーランド]]、[[スティキスホルム]]、[[キャンベラ]]、[[アトランタ]]、[[プリンツ・オイゲン]]、[[ヴォルゴグラード]]、[[トレント]]、[[アオバ]]、[[ダンケルク]]、[[カシマ]]、[[ブラジリア]]、[[ストックホルム]]など。
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連邦軍、[[ティターンズ]]、[[エゥーゴ]]が運用し、前者の所属艦はOPにも登場した。[[Ζガンダム]]劇中で名が出てくる艦は、[[ボスニア]]、[[モンブラン]]、[[サチワヌ]]、[[ブルネイ]]、[[シチリア]]など。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』でも[[ルナツー]]駐留艦隊や、[[ロンド・ベル]]の援軍として駆けつけた八八艦隊などで使用されていたのが確認されている。[[ガンダム・センチネル]]にも登場し、編成表が発表されているため数多くの名称が設定されている。[[エクゼター]]、[[モガミ]]、[[ストラスール]]、[[ユリシーズ]]、[[レパルス]]、[[カンバーランド]]、[[スティキスホルム]]、[[キャンベラ]]、[[アトランタ]]、[[プリンツ・オイゲン]]、[[ヴォルゴグラード]]、[[トレント]]、[[アオバ]]、[[ダンケルク]]、[[カシマ]]、[[ブラジリア]]、[[ストックホルム]]など。
   
 
サラミス改級はそのバランスの良さが買われたのか、早くにその姿を消したマゼラン級とは対照的に『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代である宇宙世紀[[0150年]]代まで運用が続けられることとなる。作中では[[ミノフスキー粒子|ミノフスキークラフト]]が装備されたのか、[[リーンホース]]離水時に牽引や、ムバラク艦隊所属艦として[[大気圏]]内([[成層圏]])での戦闘にも参加した。(大気圏突入については、[[ビームシールド]]を展開したものと思われる)。原型艦の進宙から70年以上経過した時代においてもなお使用され続けていることは、本形式の完成度の高さを伺わせる。[[リガ・ミリティア]]のバグレ隊所属の[[クラップ]]級およびサラミス改級は、土色に塗装されていた(ムバラク艦隊は通常色)。
 
サラミス改級はそのバランスの良さが買われたのか、早くにその姿を消したマゼラン級とは対照的に『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代である宇宙世紀[[0150年]]代まで運用が続けられることとなる。作中では[[ミノフスキー粒子|ミノフスキークラフト]]が装備されたのか、[[リーンホース]]離水時に牽引や、ムバラク艦隊所属艦として[[大気圏]]内([[成層圏]])での戦闘にも参加した。(大気圏突入については、[[ビームシールド]]を展開したものと思われる)。原型艦の進宙から70年以上経過した時代においてもなお使用され続けていることは、本形式の完成度の高さを伺わせる。[[リガ・ミリティア]]のバグレ隊所属の[[クラップ]]級およびサラミス改級は、土色に塗装されていた(ムバラク艦隊は通常色)。

2010年2月18日 (木) 13:54時点における版

サラミス改級宇宙巡洋艦

概略

機動戦士ガンダム0083

全長198m。両舷および艦底に連装メガ粒子砲を装備。機関部の単装メガ粒子砲の配置を変更し死角を減らし、各方向への指向数を大幅に増加し対宙機銃も増強、補助ノズル4基を装着している。上方前部主砲は単装砲のままだが、その後方にVLSらしきハッチが8つ確認できる。ただし本格的なモビルスーツ運用能力は持たされていない。そのため、熟練したパイロットの操るモビルスーツ等が他艦による直掩を突破して接近した際には容易に撃沈されている。だが作中の戦没例が就役直後であったり、比較的少数で作戦行動している際のものである場合や、モビルアーマーとの戦闘であったことには注意する必要がある。ザンジバル級機動巡洋艦の後期型との反航遭遇戦では、戦術運動や錬度で劣っていたとはいえ強力な前方火力で応戦する姿が見られ、デラーズ・フリートを追撃していた巡洋艦戦隊の指揮官もその砲戦能力に期待をかけている場面もある。また、最終局面では後方への火力に難があるムサイをやや同航体勢から射撃を浴びせ撃破しており、初代の機動戦士ガンダムよりも運用面で考証を深めたものとなっている。

機動戦士Ζガンダム

機動戦士Ζガンダム』より登場するサラミスの改良型。最も目を惹くのは船体前半部に4機のMSを運用可能なMSデッキ、エレベータハッチ、そしてカタパルトが設けられたことであり、その代替として上面先端の単装メガ粒子砲1基と、両舷の前方単装メガ粒子砲後方に装備されていた6連ミサイルランチャー計2基は撤去されている。逆に大幅な火力の増強策として左右両舷の艦橋構造物が撤去され、そこには各1基の連装メガ粒子砲が装備された(この連装砲増設に伴い従来の単装砲を副砲と見做すべきだと思われる)。この他船体中央部(ブリッジ前方)の特徴的なY字構造上の大型連装対空砲はブリッジ左右の連装対空砲に換装され、対空砲の種別統一が図られているように見受けられる。加えてブリッジ構造物周辺に合計8基の単装対空砲が増設されており、対空砲は連装6基単装8基合計20門を数える。これらの装備増強で生じた質量増大で加速能力が低下することを防ぐために、メインエンジンの左右に各1基のサブエンジンが増設されている。なお、連装主砲・単装副砲は共にアレキサンドリア級と同一ユニットであると考えられる外観デザインを有する。大気圏突入艇は装備されていない。

連邦軍、ティターンズエゥーゴが運用し、前者の所属艦はOPにも登場した。Ζガンダム劇中で名が出てくる艦は、ボスニアモンブランサチワヌブルネイシチリアなど。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』でもルナツー駐留艦隊や、ロンド・ベルの援軍として駆けつけた八八艦隊などで使用されていたのが確認されている。ガンダム・センチネルにも登場し、編成表が発表されているため数多くの名称が設定されている。エクゼターモガミストラスブールユリシーズレパルスカンバーランドスティキスホルムキャンベラアトランタプリンツ・オイゲンヴォルゴグラードトレントアオバダンケルクカシマブラジリアストックホルムなど。

サラミス改級はそのバランスの良さが買われたのか、早くにその姿を消したマゼラン級とは対照的に『機動戦士Vガンダム』の時代である宇宙世紀0150年代まで運用が続けられることとなる。作中ではミノフスキークラフトが装備されたのか、リーンホース離水時に牽引や、ムバラク艦隊所属艦として大気圏内(成層圏)での戦闘にも参加した。(大気圏突入については、ビームシールドを展開したものと思われる)。原型艦の進宙から70年以上経過した時代においてもなお使用され続けていることは、本形式の完成度の高さを伺わせる。リガ・ミリティアのバグレ隊所属のクラップ級およびサラミス改級は、土色に塗装されていた(ムバラク艦隊は通常色)。

同型艦

機動戦士ガンダム0083

  • ナッシュビル
  • ユイリン
  • マダガスカル (サラミス改級宇宙巡洋艦)
  • エレバン
  • カイフォン
  • ダンジー
  • モンテレイ
  • マドラス

機動戦士Ζガンダム

  • ボスニア
  • ブルネイ
  • サチワヌ
  • モンブラン
  • シチリア
  • レパルス
  • スティキスホルム
  • タカオ
  • ロングビーチ
  • カンバーランド
  • ユリシーズ
  • エクゼター
  • キャンベラ
  • アトランタ
  • プリンツ・オイゲン
  • モガミ
  • アストリア
  • ヨーク
  • トリエステ
  • ストラスブール
  • ポートランド
  • サセックス
  • シェフィールド
  • トレント
  • アオバ
  • ダンケルク
  • ドルトムント
  • パナマII
  • ヴォルゴグラード
  • カシマ
  • ブラジリア
  • ストックホルム
  • パサデナ
  • ダナン
  • レボリューション
  • アラハス
  • アルテミス
  • エスメラルダ
  • イズミール
  • マッキンレー
  • マケドニア

関連項目

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