ページの編集
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を公開して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
20行目: | 20行目: | ||
== 人物 == |
== 人物 == |
||
− | ジオン公国の士官学校を首席で卒業。実際は次席であり、首席の[[シャア]]がガルマに花を持たせ譲ったと言われている。ジオン公国の御曹司にして美男子という事でジオン国民の人気も高く、父デギンや兄ドズルからもその将来を嘱望されていた。基本的に優しくナイーブな青年で、育ちが良いせいか疑うことを知らず他人を信用し過ぎるため、ガルマを溺愛していた父デギンは彼が軍人の道を選んだ事をかなり心配していた。『THE ORIGIN』では猛々しい性格の他の兄姉と違って気性が優しいガルマに対して「お前は学者にでもすれば良かった」と心配する記述もある。また、右手で前髪をいじる癖がある。<!--NOR : そういった意味で、ギレンの国葬演説を聞いていたシャアによる「坊や」だという評はガルマの人柄を簡潔にして端的に言い表していると言えよう。-->シャアのガンダムシリーズを通してのただ一人の友人で、士官学校以来の付き合いである。シャアはザビ家への復讐のためにガルマに近づいたのだが、「お坊ちゃん」「坊や」と精神的な甘さを指摘する一方、「いい友人」とも発言する。 |
+ | [[ジオン公国]]の士官学校を首席で卒業。実際は次席であり、首席の[[シャア]]がガルマに花を持たせ譲ったと言われている。ジオン公国の御曹司にして美男子という事でジオン国民の人気も高く、父[[デギン]]や兄[[ドズル]]からもその将来を嘱望されていた。基本的に優しくナイーブな青年で、育ちが良いせいか疑うことを知らず他人を信用し過ぎるため、ガルマを溺愛していた父デギンは彼が軍人の道を選んだ事をかなり心配していた。『THE ORIGIN』では猛々しい性格の他の兄姉と違って気性が優しいガルマに対して「お前は学者にでもすれば良かった」と心配する記述もある。また、右手で前髪をいじる癖がある。<!--NOR : そういった意味で、ギレンの国葬演説を聞いていたシャアによる「坊や」だという評はガルマの人柄を簡潔にして端的に言い表していると言えよう。-->シャアのガンダムシリーズを通してのただ一人の友人で、士官学校以来の付き合いである。シャアはザビ家への復讐のためにガルマに近づいたのだが、「お坊ちゃん」「坊や」と精神的な甘さを指摘する一方、「いい友人」とも発言する。 |
− | 一年戦争ではジオン公国軍の地球方面軍司令官として北米に拠る。実質的に地球方面軍は姉キシリア率いる突撃機動軍の麾下であり、彼はあくまで名目上の司令官でしかなかった。またその権限も実質的にジオン地上軍第2軍(北米方面軍)司令官程度の物に限定されている。但し、北米は豊富な工業力と食料地帯を有する上に南米の連邦軍本部ジャブローを牽制する要地でもあった。占領軍の司令官としては割合有能で、軍規の維持に成功していたのみならず、現地の住民とも上手く付き合って協力を引き出している。彼の優しい人柄と社交性が発露されたといえばそれまでであるが、当時はコロニー落としで地球の住人のほぼ全てが強い憎悪を抱いていた点から考えると大成果と言える。 |
+ | 一年戦争ではジオン公国軍の地球方面軍司令官として北米に拠る。実質的に地球方面軍は姉キシリア率いる突撃機動軍の麾下であり、彼はあくまで名目上の司令官でしかなかった。またその権限も実質的にジオン地上軍第2軍(北米方面軍)司令官程度の物に限定されている。但し、北米は豊富な工業力と食料地帯を有する上に南米の連邦軍本部[[ジャブロー]]を牽制する要地でもあった。占領軍の司令官としては割合有能で、軍規の維持に成功していたのみならず、現地の住民とも上手く付き合って協力を引き出している。彼の優しい人柄と社交性が発露されたといえばそれまでであるが、当時はコロニー落としで地球の住人のほぼ全てが強い憎悪を抱いていた点から考えると大成果と言える。 |
− | 司令官でありながら、ブラウンに塗装された専用戦闘機である[[ドップ]]に搭乗し(降下作戦には[[MS-06FS ガルマ・ザビ専用ザクII|ザクIIFS]]に搭乗したという説がある)、前線に出撃する事も多かった。<!--NOR : この事は、他のジオン将校や国民から、自らの地位・肩書きが親の七光りによるものと見なされることを嫌い、自ら功を挙げるため彼なりの懸命な努力を示さんとする行為でもあった。-->また、占領地として赴いたニューヤーク(『THE ORIGIN』ではロサンゼルス)の前市長エッシェンバッハの娘、イセリナとは結婚を誓い合う仲だった。 |
+ | 司令官でありながら、ブラウンに塗装された専用戦闘機である[[ドップ]]に搭乗し(降下作戦には[[MS-06FS ガルマ・ザビ専用ザクII|ザクIIFS]]に搭乗したという説がある)、前線に出撃する事も多かった。<!--NOR : この事は、他のジオン将校や国民から、自らの地位・肩書きが親の七光りによるものと見なされることを嫌い、自ら功を挙げるため彼なりの懸命な努力を示さんとする行為でもあった。-->また、占領地として赴いたニューヤーク(『THE ORIGIN』ではロサンゼルス)の前市長[[エッシェンバッハ]]の娘、[[イセリナ・エッシェンバッハ|イセリナ]]とは結婚を誓い合う仲だった。 |
シャアに「ジオン十字勲章」ものの獲物だとそそのかされ、[[ガウ]]攻撃空母を主力とする部隊を率いてホワイトベースを攻撃に向かうが、ガンダムをはじめとするホワイトベース隊に連敗する。[[ホワイトベース]]が北米大陸を抜け、太平洋に出ようとする第10話で「親友」シャアの口車に乗り、囮となってあらぬ方向へ逃走するガンダムをガウで追跡するよう誘導され、待ち伏せしていたホワイトベース及びガンキャノン、ガンタンクに総攻撃を受ける。その際、シャアから裏切りを告げられ、愕然としながら「親友」の正体と本性に気づく。嘲笑するシャアの声が響く中、ガウ攻撃空母の舵を自ら取り180度回頭させてホワイトベースを道連れにすべく体当たり攻撃をかけるも間一髪でかわされ、爆発四散するガウの中で戦死する。脳裏にイセリナを思い浮かべつつ叫んだ最期の台詞は「ジオン公国に栄光あれ」<!--NOR : はガンダムの作中でも印象的なものの一つ-->である。なおシャアがガルマを間接的に謀殺したという事実は表には出ていないが、シャアはガルマを守りきれなかった責任をドズルに問われ、左遷(予備役編入)されている。 |
シャアに「ジオン十字勲章」ものの獲物だとそそのかされ、[[ガウ]]攻撃空母を主力とする部隊を率いてホワイトベースを攻撃に向かうが、ガンダムをはじめとするホワイトベース隊に連敗する。[[ホワイトベース]]が北米大陸を抜け、太平洋に出ようとする第10話で「親友」シャアの口車に乗り、囮となってあらぬ方向へ逃走するガンダムをガウで追跡するよう誘導され、待ち伏せしていたホワイトベース及びガンキャノン、ガンタンクに総攻撃を受ける。その際、シャアから裏切りを告げられ、愕然としながら「親友」の正体と本性に気づく。嘲笑するシャアの声が響く中、ガウ攻撃空母の舵を自ら取り180度回頭させてホワイトベースを道連れにすべく体当たり攻撃をかけるも間一髪でかわされ、爆発四散するガウの中で戦死する。脳裏にイセリナを思い浮かべつつ叫んだ最期の台詞は「ジオン公国に栄光あれ」<!--NOR : はガンダムの作中でも印象的なものの一つ-->である。なおシャアがガルマを間接的に謀殺したという事実は表には出ていないが、シャアはガルマを守りきれなかった責任をドズルに問われ、左遷(予備役編入)されている。 |